しまなみ海道とびしま海道 尾道〜呉 1日目大崎上島まで

05/02 25°C15°C

何年ぶりかの輪行旅!
広島に移り住んだ姉の元を訪ねたいと思っていたところに思いついたのが尾道からしまなみ海道とびしま海道を走って広島市内を目指す旅。海の道を走り姉に会いに行く。なんてロマンチック(?)「マリリンに会いたい」ならぬ「姉に会いたい」だ。

前日に尾道入りして少し観光をした。駅のいつもの輪行を解くスペースはなくなり、商店街の近くに立派なものが設置されていたのには驚いた(左の方のバス停のようなところ)。

翌朝はのんびりしていたせいでホテルを出たのが9:40。
見せると船の運賃が割引になるサイクルパスを港のレンタサイクルで手に入れる。何十円かしかお得にはならないが、せっかくだから使いたい。船はだいたい10分間隔にきて5分で向島に渡れる。この辺の電車並みかもしれない。

向島に降り立つと因島に向かう。今日は大三島から船を使って大崎上島へ渡り、南東にある宿「清風館」まで行く。しまなみ海道からとびしま海道に飛び移る感じだ。16:30の船に間に合わせるため途中に寄るところは限られてくる。まず因島の自転車神社に行ってから生口島に渡り、いつも行く漁師のお店「しま一」で昼食をとり、生口島に初出店したというポートランドのコーヒーショップに立ち寄り、時間があれば大三島の大山祇神社で新しいお店を見て歩くという計画。詰め込みすぎか。 というわけで生口島の「しま一」には、あとあとの大三島のアップダウンを考えると11:30には着きたいところ。

出発の遅れがひびいて自転車神社を諦める

ところが第一目的地である因島大橋たもとのはっさくやではっさく大福を食べ生口島に渡る生口橋に着いたころには正午すぎ。あとあとのことを考えて自転車神社を諦めることになった。
自転車神社というのは交通安全や橋渡しの神様で、祈祷を自転車と一緒に受けられたり自転車お守りがあったりするサイクリストの聖地なのだそう。自転車で参加する催し物が行われる自転車祭りなる奇祭も開催されているらしい。ぜひその頃行ってみたい。

本日のお昼どころ「しま一」に着いたのは13:00。
幸いいつもは並ぶのに今日は並ばずに入れた。時間のせいで空いているのかと思ったけど14時までやってるしそんなこともなさそう。大将はお元気そうでお客さんに自慢のお刺身をプレゼンテーションしていた。相変わらず食べるのがもったいないお刺身たちだった。

定休日は必ず確認しよう

昼食を済ませると瀬戸田の新スポット、ポートランド発の国内初出店のコーヒーショップ「Overview Coffee」に向かう(上の蔵のような建物)。
しおまち商店街を海の方へ行くとだんだんおしゃれな雰囲気になっていく。前に泊まったことのある老舗のお宿「住之江旅館」の横にはおしゃれなお店ができていた。一階の通りに開いたレストランには人々が並んでいた。こちらはカフェレストラン兼ホテル「Minatoya(みなとや)」。どうやらお客はこちらに集中しているらしい。しまなみのお店は火曜定休が多く残念ながらOverview Coffeeもそのひとつだった。今回6年ぶりのしまなみですっかり定休日のことを忘れて楽天的な計画を立ててしまった。

これから瀬戸田はポートランドみたいな街に成長して行くのだろうか。楽しみな反面、昔ながらのお店にもいい影響を与えるといいなと思いつつ先を急ぐことにした。

アップダウンを越えて宗方港へ

少しでも余裕を作るために大三島へ渡る多々羅大橋へのジャンクションを無心で登る。多々羅大橋のジャンクションは長くてつらい。14時半をまわっていた。あと2時間で宗方港に着かないといけない。余裕を持って行けるような気がするし行けないような気もする。ボーダーライン臭がプンプンする。

ところで大三島の東から西へ抜けるに「大山祇神社を通る山中コース」と「南の海沿いを走るコース」ならどちらが楽かというと、山中コースのように思う。南の海沿いコースはアップダウンが激しく、坂も傾斜がきつめで長い。実際獲得標高は南の海沿いを走るコースが69mほど高く、最高斜度18%のところもある。

そうとは言っても大山祇神社への坂もダラダラと長くてつらい。外国人のカップルが自転車を押して登っていた。我々にはそんな時間はない。軽いギアでもいい、自転車を降りてたら遅くなる・・・

大山祇神社に着いたのは15:00。我々にしては随分良いタイムなはず。 だが残り1時間半、残り距離17km。大山祇神社から宗方港までは海沿いにいくつかアップダウンが残っている。油断はできない。大山祇神社は鳥居前で拝むにとどめて先を急ぐ。

宗方港に到着!

愛媛県への県境の坂で挫けてしまうがそうも言ってられず心を奮い起こしながらアップダウンを越える。

宗方港へ着いたのは16:00。出港の30分前だった。
窓口にサイクルパスを出して券を購入すると船が来るまで穏やかな時間を過ごした。

ここからはとびしま海道。未踏の地である。
自転車を船のロープにくくりつけてデッキに上がり思いを馳せる。
グッバイしまなみ海道、こんにちはとびしま海道・・・

15分ぐらいで大崎上島の港に着いた。あとは今日の宿「清風館」を目指すのみ!
島の南東にある灯台の立つ半島に清風館はある。下から見ると欧州のロードレースで時々映るヨーロッパの砦のようだ。

島内は平坦な海岸線が続くが、宿へは登らないといけない。最後の一踏ん張りしてお宿に到着!!

清風館、外観は古いが今年の4月にリノベーションされたばかりのモダンなお部屋と海の景観が素晴らしい天然温泉、料理も何工夫もあって楽しませてくれた。自転車はというと雨風を防げる裏の館内に入れてもらった。洗濯機は裏にあるのを使わせてもらうことができた。これはこれから新しいのが設置されるとのこと。

近くの灯台をモチーフにしたサブレや大崎上島特産のレモンをモチーフにしたクラフトテープなど、オリジナルグッズがかわいくておすすめ。

1日目の宿を島に船で渡った先にしてしまいのんびりとはいかなかったけど、とにかく間に合ってよかった!

written by C.K