多摩サイをちょっと北に行ってみれば

3/21 11°C8°C

三連休。1日目は仕事の疲れが抜けずゴロゴロ、2日目はしばらく乗ってないので軽く多摩サイを流す、3日目はさすがにせっかくの三連休なので計画らしい計画を立てて出発した。

30km近く多摩サイを北上したところにある石川酒造内のレストランで石窯ピザを食べて、帰りに「湯楽の里」の多摩川を望む露天風呂でゆったりするトータル60km弱の計画だ。
今年は5月にアルプスあづみのセンチュリーライドの80kmに出るのが決まっているのだが、80kmも走ったことのない私は少しでも長距離に慣れておかなくてはいけないのだ。

出かけたのは予定より遅く10時半。スタート時の気温は8度で風もあり寒かった。今回の目標としては「乳酸をためない」。乳酸というのは疲れ成分といったところだ。これをうまく解消しながら走ることで長距離を走りきることができるはず。行きはフロントをインナーにしてできるだけ軽く、ケイデンスでかせぐようにしてみた。

多摩サイは自転車ロードを今整備中で今後もっと危険な事故が起きないように工事が進んでいる。 仮に作られた道がまるで迷路になってる場所があったりして今だけしか味わえない面白さがある。

立川でいったん多摩サイが切れ、民家の中の道を少し走り、パヴェがある残堀川を超えるとまた多摩サイが始まる。

道はこれまでより広くなり河原もさらに広くなる。自転車乗りの顔ぶれもさらに年季の入った人が増えたように思えた。
広大な河原の獣道のような小道へ消えて行く人、出てくる人、河原で過ごす人々はちょっとした冒険に興じているようにみえる。
そして多摩サイは狭い道に、はたまた整備中の道へと続いていく。この狭い道は昔、まだ余裕のないころに走って落車したことがある。
多摩サイのちょっと北までいくのは、私にとって少々レベルの高い冒険なのだ。

酒造には少し余裕を残して到着。少し成長できたのかな。
酒造には蕎麦屋とイタリアンの二つの食事がとれる場所があるがどちらも大抵混んでいる。

蕎麦屋では日本酒を一緒に、イタリアンでは蔵出しビールを一緒に楽しめる素晴らしい場所だ。
お店の雰囲気も落ち着いていて冬場は暖炉が焚かれている。ちょっとしたお祝い事にもおすすめだ。
というわけでしかたないけど料理と酒を楽しみたい時は別の機会を設けよう。

トマトとモッツァレラチーズのサラダ、きのことアンチョビのスパゲッティ、マルゲリータ...
どれもとてもみずみずしくアンチョビは塩分だけでない風味が役割を演じ、ピザは「みずみずしいって?」と思われるかもしれないけど粉の重さを感じずさらっといけてしまう生地なのだ。あー満足。

帰りは予約をしていなかったせいで1時間ロスをしてしまったため、温泉に寄ることができなくなってしまった。そればかりか日が暮れるまでにピッチをあげて走ることに。
フロントを一段アウターにしないと連れについていけなくなる。負荷がかかるので疲れるけどギアの切り替えをこまめにしながら疲労をためないようにする。

自分的には限界の速度で走り続けて帰宅。
そしていつものスーパー銭湯へ向かった。

written by C.K