甲州街道駅「どんたく」がっかりうどん

09/05 36°C30°C

ブログは久しぶりだけど自転車には変わらずマイペースに乗っている。早起きはできないから暑さを避けるつもりで夕方に乗ってみたらやっぱり暑くて結局昼に乗ってみたり・・・そうこうしてたら早9月。夏も過ぎようとしている。

そろそろ暑さも和らぐ。何度めの正直だそれと思いつつ期待しながらいつもより遠出をして日野市の方まで行くことにした。目当ては日野市にある「甲州街道」というモノレールの駅の近くにある手打ちうどん「どんたく」だ。程よい距離になにか良いお昼処はないか出がけにGoogleマップを見てて見つけたのだ。

家を出てすぐに悟った。暑さ和らいでない。湿気が重い。それでも日陰の風は幾分・・・と思ったものの多摩サイに出てしまえば逃げ場がなくジリジリ暑い。夏が最後の力をふり絞っているようだ。

若干の向かい風に抗いながら久しぶりに立川を越えた。越えてすぐのところにある昨年の水害の時に折れてしまった日野橋の修繕が完了していた。橋を渡ると左手にモノレールの駅がある。甲州街道駅だ。

さらにまっすぐ走るとこれまたすぐのところに「どんたく」があった。「あったー」と言いながら店の前を通り過ぎて止まると、ちょうど外に出ていたお店のおばちゃんが「そこ停めていいよ」とお店の横のスペースを指差してくれた。店に入ると入り口に置いてある消毒液で除菌するようにおばちゃんにうながされる。換気にも気を遣ってドアは常時開けているようだった。時間はすでに13時半でお客は我々だけだった。名物だということで「がっかりうどん」を注文。「何がうどんの下に入ってるかわからないよ、がっかりするかもよ」みたいな意味なんだろうか。攻めてる名前だ。

待っている間に店内のサインを見やるとその中にロードバイクに乗っている写真が・・・トム・ボシスだ!トム・ボシスとは欧州サイクリングロードレースのプロチームAG2Rの育成チームの元選手で、今は日本にいて時々CXレースに出場したりする有名人なのだ。適当に見つけたけど自転車乗りがよく来るお店だったのか。

常時開けた店内でうどんを打っている店長のおじさんを下校中の小学生たちが覗いて手を振っていく。和やかな雰囲気の中待っていると来ました、がっかりうどん!つゆを上からぶっかけてうどんを口に運ぶ。

「!」

これは・・・例えるなら御岳山のつるつる温泉に初めて入った時の感じに似ている。「お肌がつるすべなのかお湯がつるすべなのか」じゃなくて、うどんが唇に当たる度に「うどんがつるすべなのか唇がつるすべなのか」みたいになってくるのだ。肌との境目がわかんなくなっちゃうぐらいとにかくちゅるるんすべすべなのだ。 で、このうどんの下にご主人の気まぐれ(たぶん)具材が隠れているのだが、それはみなさんが食べてからのお楽しみ。
とにかくこのうどんにはがっかりどころかびっくり。

結構なボリュームなのでたっぷり乗ってから行ってみてください。やー思わぬ良店だったな。

  1. 前に見えるは日野橋。白いところが修繕後。
  2. 先の黒くなっているところから修繕後。
  3. ライオンの絵が入ったモノレール。
  4. 貫禄のある外観
  5. 店内はカウンターとテーブル席。
  6. でーんと大きな皿に盛られたがっかりうどん。奥はランチセットの冷やしとろろうどん。

written by C.K