チームジャージを品評したいじゃない2017
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今年もサイクリングロードレースのチームジャージが出揃った。
今年はチームがなくなったり分裂したり新しくできたりと変更が多いだけに、チームジャージが発表されるのが楽しみでもあった。
ではでは各賞の発表へと参りましょう！
【今年はまさかのおしゃれ枠（！）で賞】
・チームカチューシャアルペシン
前後に「K」のロゴが入ったデザインから、今年は前だけ新スポンサーの「Alpecin」があしらわれることでヒーローコスプレっぽさが和らいだ。
さらにもともとあった暗めの赤を上部に配色、Alpecinの赤ともともとあった明るめの赤が下に配色されることで全体の色味が落ち着いている。
この暗めの赤がまっかっかにニュアンスを出していて良い。また「K」と「Alpecin」の太いゴシック文字の雰囲気も揃っていて全体に統一感が出ている。
全体にクラシックであり、フラットなディテールは今風でもある。
どうも気になるので調べてみるとデザイナーはLeopard Trek、Radioshack Nissan Trekのチームキットをデザインしたところと一緒のようだ。
カチューシャは今年はRaphaみたいな経営戦略を発表している。ますます目がはなせない！
【男泣きで賞】
・クイックステップ・フロアーズ
Etixxが抜けたので黒が要らなくなり、すっきりと白を両肩に入れて2011年までのデザインに立ち返ったようだ。
配色をすっきりとまとめてクラシックな雰囲気にしあげている。
今年で引退を発表しているボーネンはんのためにデザインされたんだと思うとグッと来てしまう。
あとは「Lidl」の黄色の丸いロゴをシンメトリーに配置しているのがごちゃって見えるので、一つにしたほうがいいと思うくらい。
【降りたらかっこいいで賞】
・アスタナ・プロ・チーム
いち早く新デザインを発表したアスタナ。さぞや自信作かと最初見た時はなかなかかっこいいと思った。
上部のアスタナカラーはそのままで腰のあたりからボトムスにかけて黒にグラデーションしていく。
グラデーションを取り入れたデザインは去年よく見られていたが、プロチームが取り入れているのは初めて見た。
ところがTDU2017が始まって自転車に乗っている姿を見てみると、正面からは体を折っているのでグラデーション部分が見えず、水色のジャージと黒いサイクルパンツにしか見えないのだ。全身水色のほうがアスタナってわかりやすかった... !
【いろいろこまかいで賞】
・チームスカイ
ジャージがRaphaからカステリへ変わった今年。なんでもこのジャージは1858年にナポレオン三世によって作られ、ナポレオン一世の21の勝利を青いストライプで表現したというフランスのブルターニュの水兵のユニフォームにインスパイアされたそう（ぼんやり訳なので気になるかたはこちらを）。
これを読んだ時は「へー」だった。
今年はちょっと考えすぎかも。らしいけど。
【点々で賞】
・ボーラ＝ハンスグローエ
サガンやマイカが入って一躍UCIワールドチームにのし上がった注目のチーム。
黒にBORAのロゴの点々を緑であしらったデザインがさわやかながらもどうも地味。
スター選手が集まってるんだからもっとピリッと効かせてほしい！
【さも似たりで賞】
・バーレーン・メリダ
ニバリ、ホアキンのスター選手を筆頭にしているのでここまで豪奢なデザインでもまぁ鼻につかないんだが、なんせあのチームを喚起させる。ロゴでさえあのチームを豪華にした感じだ。なんでこうなった？
ー以上気になる2017チームジャージ賞の発表でした！
今年は全体的にイメージが被ってるのが多く損してるチームが多いのが残念。
トレック・カチューシャ・コフィディス・BMC・ロットソーダルの赤がとりわけである。
地味にツボになってるのはモビスターの「M」マークがお尻にも入ったこと。入りすぎ... !
はく人によってMの形状が変わるんだろーなーと思うとニヤニヤしたりする。
written by C.K