黒川が始まってた「ターナー・ダイナー」

10/23 26°C21°C

黒川。駅は小田急多摩線が多摩川を渡り、神奈川県に入って丘に上がったところにある。辺りは田畑に国士舘大学に明治大学の農園にとのどかな風景が広がっている。かたや起伏の激しい尾根幹線道路が脇を通り、トレーニングにポタリングにグラベルにと幅広い自転車乗りに人気のある地域になっている。それが関係しているのかはわからないが近年おしゃれでおいしいお店がポツポツと増えているようだ。

で、尾根幹まで坂を登ってゼブラコーヒーの角を曲がってやってきましたターナー・ダイナー。駅前にこんな開放的な空間が!さすが黒川!クラブハウスのように練になっていて他にも小さな店舗が入るようになっている。お店まで続くコンクリートの小道は子どもたちがチョークで描いたカラフルな落書きでいっぱいだ。実はこのチョーク、お店で子どもたちに自由に貸し出しているのだが、お店がプロデュースするアートのようになっている。おっしゃれー。自分もウッズとか書いちゃおうかな。ジャパンカップで書けなかったから(だめです)。

店内には箱席と2人用のテーブル席とカウンターの席がある。外のお庭でも食べれる。頼んだのは新鮮卵と自家製ベーコンバーガー。卵はマストでしょ、ベーコンも自家製と言われれば食べておきたい。「20分ほどかかります。」先にきたドリンク飲み飲みしばし待つ。

きました!ボリューミー! 脇にある包紙でハンバーガーを包む。両手で持ち「こういうハンバーガーの食べ方はわかってるんですよ」と口に入るように少しつぶしてみる。ピュッとはさんでいたフライドエッグが割れて勢いよく黄身が飛んだ。なにぃ!この卵新鮮すぎる…!というのは冗談で、黄身がソースになるくらいの焼き加減なのである。脂っこいかどうか少し心配だったベーコンは塩辛くも脂っこくもなく噛めば噛むほど味が出る野趣あふれる大きな干し肉のよう。噛み切れるまでしばらくもぐもぐして味わいを楽しんでいた。わんこも目を輝かせて喜びそうだ。パティもトマトもレタスも付け合わせのフライドポテトまで素材の味が生きている。ロケーションといいアウトドアしながらハンバーガーを食べているような気分になる。

「このハンバーガーが1番すき〜。」
何より隣から聞こえてきた男の子の感想がこのおいしさを伝えてくれるだろう。

「3番目はマクドナルドなんだけどね〜」
ふんふん、2番目は?

「2番目はコストコのハンバーグ(ハンバーガー)」
モスでもフレッシュネスでもファーストキッチンでもケンタッキーでもウェンディーズでもドムドムでもなくコストコ(遠い目)!

「で、1番はこれ!」
OK、マイハンバーガーランキングを思わず言いたくなるほどのうまさなんだね。

お店を出ると食べた分を消費するべく自然の中を走る。あのお店が入っているクラブハウスは「ネスティングパーク」という複合施設だそうで、BBQやアウトドアイベントなどさまざまなイベントがその時ごとに開催され地域を盛り上げているんだそう。これからも黒川から目が離せない!

・・・コストコのハンバーガーってそんなうまいんか。

  1. 学園都市っぽい黒川駅
  2. 紅葉が始まる尾根幹までの坂
  3. 驚きの駅前アウトドア空間
  4. 子どもたちの絵がおしゃれに
  5. 店内も開放感がある
  6. バーガーにピントを合わせるとポテトがぼやけるほど大きい(写真が下手なだけとも言える)
  7. 食後は黒川の田畑をのんびりと走る

written by C.K