2015年しまなみ海道最終日

05/04 26°C17°C

6:00-3日目朝
スッキリと早起き。朝食を食べてぬれた装備をもう少し乾かして早々に出発。
予報より雨雲はしまなみにかからず、今日は雨ではないようだ。
今日は因島の南の諸島である「生名島ー佐島ー弓削島」をぐるっと渡ってまた船で因島に戻り、尾道まで一路帰る予定になっていた。

9:00-生名島でムカデにかまれる
ホテル「みやじま」から生名島に渡る港は歩いて5分もないところにある。
待合所で乗船チケットを購入する。上島町へ自転車で渡る人は「かみじまサイクルフリー券」に必要事項を書いておけば、自転車分が無料になるのを通りすがりのおっちゃんが教えてくれた。これはちょっとしたお得感。 ちなみに船は20分ごとにくる。

生名島に渡る船は自動車の隣りに二輪車のスペースがあり、美しい海を眺められる。

8分ほどで生名島に到着。ちゃんと整備された港で、待合所も出来たばかりと思うくらいだった。
出発してすぐ左手にキラキラと海が広がり小さな島がプッカリ浮かんでるのをみると思わず写真を撮りたくなって自転車を止めた。
カメラを出すと電池が切れているようで、予備電池に変えようとリュックをゴソゴソしていると左足にチクっと痛みを感じた。

下をみるとムカデがいる!
払い落とそうとしたけど自転車にまたがった状態で手にはカメラを持ったままだったので思うように払えずジタバタしているうちにブスリとさらにムカデの歯が食い込んだのを感じた。

ムカデにかまれた時の対応なんてわからない、どうしよう...!
とにかく引き返して待合所のお兄さんに救急箱的なものはないかと期待して訪ねてみたがないと言われ、病院もコンビニも因島にしかないからまた船で戻るしかないと言われた。
自分で応急処置をとゴムとタオルで足をしばって毒が回らないようにして、調べたら温めたほうがいいらしくホットコーヒーを買って幹部に当てた。合ってるかどうかわかんないけどやるしかない。昨日の雨もハードだったが、しまなみの自然を甘く考えていた自分が悔やまれる。

船で因島に戻って病院で診てもらった。「ムカデの毒は大したことないので痛くても自転車に乗りたければ乗ってもいい」という診断と痛み止めの薬を出してもらって予定通り諸島を巡ることにした。後々ひびいたりしないんだったら仮初めの痛みなんてどうでもいい。私は走る。

11:00-弓削島の「しまでCafe」で摘み菜ランチ
生名島から弓削島まで10km程度、橋を渡るためのバイパスもそんなにキツくない。道は交通量が少なくとても快適だし、景色はひたすらキラキラしていて患部が痛む以外は最高に心地よい。

そんな感じで一回松原海水浴場辺りで迷った以外はすんなりと「しまでCafe」に到着した。海水浴場はキャンプ場になっていてその辺りも良い雰囲気だった。島内の家々は「焼き杉」という焦げた杉の壁が多い。なんだか不思議で印象的なので帰ってその理由を調べてみたくらいだ。
地球のココロー焼き杉の秘密

「しまでCafe」は予約で席が埋まりかけだった。私たちが食事できる席はあるとのことでありがたかった。
予約客はと言えば近所の子供たち20名。
お店の人たちは大忙しのなか、おいしい「摘み菜定食」を用意してくれた。
島で取れた材料で作ったお惣菜や丸くもられたホカホカごはんがまたうまい! ここは島で作った商品をブランド化して流通している会社でもある。
「ひじき塩」や「ひじき塩羊羹」、「あまも塩羊羹」をサイクルハウスイシダさんに送ることにした。ダンボールのお礼。

上弓削港の北の潮湯に寄るつもりだったが月曜定休。しかたなく因島に戻る船の出る家老渡港に向かった。家老渡港からの船はこの時期、10分と40分しかない。運悪く行ったばかりだった。
諸島巡りは帰りの船を待つ時間を足してトータルで2時間半程度。距離はトータル15km程度だった。

13:30-尾道へ
帰りの自転車の梱包と新尾道までの時間を考えると時間に余裕があまりない。でも中島屋でカフェ大福をもぐもぐして、因島大橋そばのはっさく屋は月曜定休で残念だったけどちょこっとずつ寄りながら帰った。しまなみ海道のお店は月曜定休が多いのも次回おぼえておこう。

U2で預かってもらっていたダンボールに再び自転車を梱包をして配送の手続きをする。一人で対応してくれた女性スタッフに感謝!
シャワーと着替えはホテル外のコインシャワールームで。でも一室しかないので急ぎの時は気をつけよう。

新幹線には無事に乗れ旅は終幕。意外とハードだったなと...。

※ U2のコインシャワーについての補足
コインシャワーはホテルのある建物の外にありホテルの利用者でなくても使える。男女それぞれに一室ずつしかないのでこの日は順番待ちをしていた。
中は脱衣場と洗い場が一畳ずつあって広々としている。

written by C.K