ジャパンカップ本戦までの道

10/18 24°C15°C

本戦のスタートは10:00、9:00に選手紹介と出走サインがはじまる。
少し早くついてと、6:30に起きて朝の支度とチェックアウトの荷造りをしていると8:40になっていた。
駅前のホテルから出てニューイタヤの前にさしかかると、止まっているトラックの間からランプレとトレックの選手がヌッとこぎ出てきた。驚いてひるんでいると、後からキャノンデールガーミンやらが次々と本戦に向かうために現れた。
我に返って「このチャンスに乗るしかない」とついていってみることにした。後ろからはキャノンデールガーミンのハース選手やモホリッチ選手がポロポロと遅れてやってきてななめ前を走っていたり、前の方にはウリッシ、モーリ、カンチェラーラ、別府選手…なんだこの幸せな状況は!

追い抜いていくたびに増えるファンたちで、"ランプレがひく巨大プロトン"になっていた。
いつもはビビりながら走る道路がプロトンの中では心強くていつもよりスピードを出せた。どこまでもついていってこの幸せな時間を少しでも長く感じていたい…と必死にペダルをふんだものの、やっぱり山道までにももたずに切れてしまった。
Runkeeperを見てみるとプロトンと一緒に走ってた時と切れた後のスピードが明らかに違って笑ってしまった。後ろのほうをついていって最大速度は31.7km。

走りながら、プロトンで走る新人選手ってこんな気持ちなのかなーと考えていた。うれしくて誇らしくて、でも全然力が足らなくて悔しくて…。まぁもちろんレースのスピードとは全然違うんだけれど。

(ジャパンカップ2015の総括は後日)

written by C.K