ツールドフランス2016 一週目

7/11

毎晩かじりつき(寝落ちあり)で見ているツールドフランス2016、今年もまとめます。
今年はモンサンミッシェルで出発...といってもモンサンミッシェルの入り口まで走り、ターンしてのスタート。大所帯でうまくターンできずに詰まってしまったけど(そりゃそうだ)、選手たちは楽しそうでお祭り騒ぎだった。
はじめの数日はスプリントステージが続き、マイヨジョーヌはスプリンター同士での奪い合いになった。
今年カヴェンディッシュがここまで勝つとは誰が思っただろうか!
しかしすごい量のプロテインだ!

コンタドールが2日続けての落車、本人のコメントからまた走れることにほっとしつつも、いつもの走りに戻らない。
さいたまクリテリウムで見れることを期待していた私は焦った。
そしてピレネー三連戦の前の日にはまさかの新城さんの逃げ。ツールの舞台で安心して見てられる冷静な走りっぷりだった。

カミングス

第7ステージのニバリたち逃げ集団を出し抜く飛び出しでステージを取る。去年のフランス人選手二人を出し抜いたのと同じくしれっとした感じがカミングスの持ち味なのか。飛び出してからの独走力がすごいから逃げ切られてしまう。

サガン

今年はツールで初のステージ勝利、そしてイエロージャージ獲得!去年の勝てない日々が嘘みたい。ピレネー最終日には山を登る逃げ集団に乗って最後の超級まで走るコンタを失って負担が役割が増えるマイカに氷を渡すアシストぶりがかわいい。

バルベルデ

はじまって早くも3位まで順位をあげ、同じく4位まで上がってきたホアキンと3位争いが楽しめるかと思ったところ、ピレネー最終日のスカイを脅かすコンタとの進撃の後にキンタナをアシストするためにプロトンに戻る。戻ったあとにフルームと握手、モビスタースカイ連合はまだ続くのか。
戻る前のジェスチャーにバルベルデの面白くないという気持ちが見てとれた。

ニバリ

今年はアルのアシストということだが、かなりのアグレッシブな動きが逆に面白いぞニバリはん!バルベルデもだけど、いぶし銀がアシストに回るとクリエイティブな展開が生まれて面白くなる。経験とスキルがあるってこういうことか。
ピレネー最終日はアルーをひいてトップの争いに食い込もうとしたものの、アルー坊ちゃんがなかなか飛び立たてないヒナみたいになってて残念なことに。

ホアキン

気がつけば上位に食い込んでいたホアキン、バルベルデの技を盗んだか。
ピレネーで活躍するかと思われたが熾烈な争いにそうは叶わず。
休息日に引退を発表してショック。ホアキンはプロトンの妖精なのに。

マイカ

久しぶりの山岳賞ジャージ姿が見れて、ピレネー3日目にはピノとデヘントと山岳ポイント争いか!と思ったら、どうも振り切らない。コンタがリタイアして山岳賞狙う戦略が変わってしまったみたい。
磨かれた登りの冷静なペース配分とタフさで今年のツールのマイカは違うよ!

コンタドール

今年は埼玉で会えると信じてた!。去年のジロでの圧倒的な強さと誇り高さはまさに王者だと思わせられた。
ピレネー最終日のゴールの雹はコンタのリタイアにツールが悲しみ乱れたのだと言われている。たぶん。
来年は埼玉で会えるよね!宇都宮でもいいよ!

山岳に入ると総合と山岳賞争いが激しくなる。山岳でのサガンのポイント賞の守りっぷりもすごいけど、キンタナのフルームの影っぷりもすごい。

さて二週目はどんなドラマがあるのでしょうか。悲しいドラマはもう見たくないからね。

written by C.K