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今年のチームジャージを品評したいじゃない2024

01/18

今年も徐々に新しいチームキットが発表されるのを目の当たりにしつつ、どうも文章にならない年明け。 SNSで選手たちの写真にコアラが現れ出すとシーズンの訪れを感じて焦り出した。

結局ブログをまとめながらツアーダウンアンダーを見て「あーこれも入れれば良かったかなぁ」なんて思いつつ、今年のピックアップはこちらたちだ!

一番ワクワクさせてくれるジャージでしたで賞【EFプロサイクリング】

このEFのジャージがなければ書かなかったかもしれない。
新しいシーズンが楽しみで仕方ない!と飛び跳ねているようなデザインにこちらも心が躍った。カートゥーンのパーツや文字が縦横無尽に飛び交ったワクワクするような遊び心満載のデザインは再びパレス スケートボードとのコラボかと思ったが違った。

“…EF Pro Cycling の集合的なキャラクターにインスピレーションを受け、かつ所属ライダー達からの意見に基づいたディテールを備えた…TURN THE SCREW や UP UP UP などのフレーズには、チームのお気に入りのカードゲームがヒントになりました。ー Raphaより

今回は選手のアイディアを取り入れながら今のEFの雰囲気を現したらこうなったのだそう。

各ナショナルチャンピオンの選手のジャージもこれまた凝っている。手書き風でラフなディテールはどれも子供が画用紙に描いたら飛び出してきたカートゥーンヒーローのようだ。

EFのジャージが型破りなんじゃない、EFの選手たちが型破りだからジャージがこうなったんだ。そう感じさせてくれた。

宝石より君の方が輝いてるよで賞【Astana Qazaqstan Team】

こちらのジャージは昨年のツールでお目見えして好評価だった鉱物の模様をリデザインしたもののようだ。鉱物を模様に使うのが新しい気がしていいなと思っていた。

カザフスタンの豊富な鉱石であるターコイズのブルーに黄鉄鉱の黄色や褐鉄鉱の暗い網目が混じる。そのブルーや黄色はカザフスタンの国旗の色でもある。宝石を身につけるのではなく自分自身が宝石なんだ!そうか!かどうかはわからないけど。

↓ツール

↓今年

これまでトレンドに習ったようなあしらいが多いアスタナだったけど、カザフスタンの風土が表現されたいいデザインだと思う。

これをデザインしたのはイタリアのAlbertDesign(アルベルトデザイン)というデザイン会社だが今年はBiemme(ビエンメ)がサプライヤーになってそれをリデザインしたようだ。ツールの方がいいと思うけどロゴが模様にかぶるのほんとは嫌だったのかな。

この2本のストライプはついてるもんだと思ってたで賞【DSM-firmenich】

DSMがガラッと白に!
新しくオランダの配送会社PostNLを迎え、お馴染みの2本のストライプがその企業カラーのオレンジになった。黒にオレンジは暑苦しいと思ったのだろうか。

サンウェブの頃からある2本のストライプは Keep Challengingを意味しているんだそうだ。知らなかった。ついてることが当たり前だと思ってた。

“Keep Challengingは、PostNLの加入を記念してオレンジ色に変わった。左のストライプは一人ひとりの継続的な成長を表し、右のストライプは常に向上し続ける革新的な環境を視覚化しているー DSM-firmenich公式サイト

新しく山々をイメージさせる青いグラフィックがあしらわれ、白とオレンジと青の3色になった。オランダの山なの? 要素が多くてスッキリとしないのは残念だけど、北欧風に爽やかでかわいくて好印象だ。

静かに炎は燃え続けるで賞【Team Bahrain Victorious】

こちらも昨年のツールのための特別ジャージをリデザイン。赤黒金のイメージから白青紺に変わった。ツールのデザインから王様の大好きなゴールドがなくなってより爽やかになっている。

明るいブルーのストロークは王国を囲む真珠層で有名な「2つの海」の浅瀬、ベースのネイビーはUCI(国際自転車競技連合)の指令に沿い、チームとパートナーがカーボンフットプリント(個人や団体、企業などが生活・活動していく上で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの出所を調べて把握すること。)の削減に取り組むことを意味しているそうだ。そして「# rideforGino」のタグは残されている。全体的な赤のイメージはなくなったが、タグや真ん中のロゴの一部に静かに燃える魂のように赤い色を残している。

以上〜!
新しいシーズンに向けて期待が込められたジャージを見るとこちらも気合いが入る。
おっしゃ、今年も始まるぞ。

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