冬でも陽当たり良好、臆するな野川をゆけ!

1/26 13°C3°C

野川とは国分寺から二子玉川近くで仙川と合流し多摩川へ流れ込む、か細いが景観が美しい一級河川である。河原はビオトープのように豊かな生態系を見せてくれる。

川沿いは一応野川サイクリングロードと銘打たれているのだが、自転車乗りにはとんと人気がない。
風光明媚なのでお散歩やランニングの人々が絶え間ないことや、橋ごとに途切れるところにある安全柵が理由だろう。
橋のあるところまで少し登りがあり、そこに柵がある。道を渡り下るところでまた柵がある。これがなかなかの曲者なのだ。
私は前にテクもないくせにスピードを出しすぎ、これに引っかかって見事にダイブしたことがある。膝を強打し、あまりの痛さに眠れず病院に行ったら太い針で溜まった水をチューっと抜かれた。
十分お気をつけください。

本日は調布から野川沿いを走り、小田急も超えて世田谷まで。世田谷美術館に「ブルーノ・ムナーリ役に立たない機械をつくった男」展に行く。

野川は冬でも日当たりがいい。
風の音がすごかったので、いつものQ36.5の冬用ベースレイヤーの下にCRAFTの防風仕様のベースレイヤーを足したらちょっとホカホカだ。

光る川面には鴨や白い鳥さんが…。

道沿いのポールにはたぶんプレーリードッグなやつらがあっちゃこっちゃ向いてる。こんな小さな1つ1つにSay Halloしながら、ランニングと同じくらいの速度でまったり行くのが野川ライド。

川を外れて砧公園までは車通りの多い世田谷通りを走る。少し登りもあるのでダンシングの練習に使う。
そして裏側から世田谷美術館に到着だ!

「ブルーノ・ムナーリ役に立たない機械をつくった男」展

役に立たない機械というのは1930年代に発表された刻一刻と形状を変えるモビールのことで、ムナーリさんははすでに近年のプログラミングアート、コンピューティングアート、ジェネレーティブアートの祖になるような動的な表現をその頃から試行錯誤していた人なのだ。それを頭でっかちじゃなく「やってみればいいじゃん」と問いかけるような作品の数々にほだされて、やっぱり悶々と考えながら帰路についてしまう残念な自分なのだった。

  1. この柵はまだ大丈夫なほう
  2. 桜の季節が楽しみ
  3. うーんなんて鳥・・・?
  4. プレーリードックちゃん
  5. ブルーノ・ムナーリ展は次の日が最終日だったので結構盛況だった

written by C.K