程久保川の八重桜と高幡不動「Cafe Hana」
04/11 20°C16°C
ぬぬ、あったかくなりましたねと言えば寒くなる・・・。世界的に寒の戻りなのか、トルコで行われているツアー・オブ・ターキーでは初日のコースが雪で使えなくなってしまった。
程久保川(ほどくぼがわ)という名前は今回初めて知ったが、いつも高幡不動まで行くために多摩川から浅川に移る時に渡っている小川がそうだった。今日はその程久保川を遡ったところにある「Hana」というカフェを目指すことになった。
走ってみると思ったほど寒くなく、風はひんやりするもののピカピカの快晴。風もゆるく走るのが楽しくなる爽やかな気候だ。
程久保川はこれまで川を渡る時に眺める程度だったが、この季節の川沿いは格別きれいだということを知った。桜餅のような花をたわわに咲かせた八重桜が、川の両岸から枝を「これ以上は抱えきれない」とばかりに垂らしている風景が何百メートルか続く。道明寺粉の桜餅が食べたくなる。お腹が空いてきた。
しばらく川沿いの桜を楽しんで街道の方へ出ると、すぐ左手にカフェがあった。
表にウッドデッキがあって犬連れのカップルがいた。店内にはゆったりと席が並んでいて、洋風な内装なのに靴を脱いで上がる座敷席があった。おもちゃも置いてあるので小さな子ども連れのお客さんのための席なんだろう。いろんな人が居心地よくすごせるよう考えられてるお店だ。
メニューの種類はたくさんあって、どれも気になるものばかり。悩みすぎるので一番気になっちゃうウニと春キャベツのオイルパスタのコースにした。コースとセットがあってセットは全部一緒に出てくるんだろう。たぶん。コースは前菜の盛り合わせとメインとドリンクが順番に出てくる。
前菜はフォカッチャとサラダやラタトゥイユやスモークサーモンなどがのったプレート。こういうのたまに味の加減が全部一緒で違いがわからない店があったりするけど、フォカッチャにはフォカッチャに欲しい塩加減があり、ラタトゥイユにはラタトゥイユの爽やかさがあり、それぞれがそれぞれに最適な味付けがしてあるのを感じた。
ウニのパスタも新鮮な生のウニが上にのり、パラパラとかかったカラスミ(贅沢〜)や海苔と炒められた春キャベツの持つ甘味が、ウニの風味をパスタいっぱいに広げるのを手伝っている。うまー。技あり技あり。
食後のカフェラテを飲みつつ、すっかり満足。この季節に桜を目当てに行ってもいいし、豊富なメニュー目当てにちょくちょく行きそうだ。
- 多摩川を渡る京王線と聖蹟桜ヶ丘
- 多摩川から程久保川へ
- 見事な八重桜を見ながらみんなのんびり過ごしていた
- 外のデッキは犬を散歩に来たお客さんたちに大人気
- 前菜プレート
- ウニと春キャベツのオイルパスタ
written by C.K