秋川渓谷湯治ライドと払沢の滝
7/14 26°C16°C
ここのところ週末が狙ったかのように雨ばかり。
膝の筋トレばかりでめっきり自転車に乗れてない。
今回は秋川渓谷にある登山好きや自転車乗り、バイカーによく知られる「瀬音の湯」の宿泊コテージが取れたので、湯治をしながらそこを起点にと考えていたのにあいにくの天気になりそう。
調布から瀬音の湯までは44kmほどなので、多摩川を遡ってすべて自走で向かうのも難しくない。かかる時間もどちらも同じくらいだし、足に余裕があれば自走の方が気楽だと思う。
今回は自分の膝の調子がまだわからないので無理せず、行きは武蔵境まで自走してそこから輪行することにした。
武蔵五日市駅に着くと雨が降り出し、自転車を組み立ると雨の中を秋川渓谷へ急いだ。自転車に乗れずじまいで持ってきただけになったらショックだな...
翌日
次の日はありがたいことに昼からしばらく雨がおさまった。
宿から5kmほど行けば、ヒルクライムトレーニングの聖地「都民の森」がある。ストイックに過ごすならこちら。なんて言いつつ、逆の大岳鍾乳洞のある北へ向かう。
瀬音の湯の北の道を通り、養沢(ようざわ)川に出る。養沢川は秋川に流れ込む支流だ。渓流釣りの小屋がたくさんあり、この雨で増水しているのにもかかわらずお客さんで賑わっていた。
養沢川沿いの道は車通りもさほどなく、上流に向かっていても斜度がゆるい。
蛍が観れる小さな渓流や、トトロが出そうな暗いバス停、苔むした石垣と神社と探検気分だ。
15:00ごろ、蕎麦屋「木の小屋」に着く。
中間閉店がないはずだけどお昼には遅い時間だし店内は静かだ。
「やってますか?」と店内をのぞくと、テーブルで作業をしていたおばちゃんたちがいたずらそうに「もう閉めようかと話してたところ」と笑って立ち上がった。よかった。
春菊のおひたしに分厚いお漬物とじゃがいも煮が盛られたお通しが嬉しい。濃い春菊の香味に目が覚める。
そして・・・でーん、たっぷりのきのこそば!
肉厚な干し椎茸と新鮮なコリコリなめこの共演。
ここは天ぷらも美味しいとのこと。
熱烈な清志郎ファンらしく、お店の棚には清志郎さんの写真や雑誌が飾られていてエッセイ本が置いてあった。清志郎さんも自転車でここに来たのかな。
さて、雨が降り出すまでどれくらい天気が持つのかわからない。
おばちゃんたちと天気の話をしてから店を出て、さらに先へ進む。
臨時休業の三ツ合鍾乳洞を過ぎ、バス停を過ぎると道はまた狭くなる。斜度はなお優しい。
何が待ち受けているのかというドキドキでテンションが上がり、大岳鍾乳洞への分岐点を通り越して御嶽山の登山道の起点に行ってしまった。大岳鍾乳洞まで行くのは次回のお楽しみにして、そろそろ天気が崩れる頃だ。引き返したほうがいい。
少し雨に降られながら宿に戻るとすぐに温泉にゴー。くう〜冷えた体にたまらん!
3日目
次の日は天気が持つ予報になったので、檜原村の払沢(ほっさわ)の滝を見て、自走で家に帰ってみることにした。
払沢の滝は期待以上に素晴らしかった。トレーニングで都民の森に来る方々も一度ぜひ!勢いよく滝壺に落ちて水面を叩きつける滝の爆風。雨のせいで水量が多いせいなのか迫力がすごい。何者も寄せ付けない姿にしばし見とれた。
滝までは軽いトレッキング道があるので持って行ったスニーカーが役に立った。
近くの「四季の里」で近くの「ちとせ屋」のお豆腐を使った揚げ出し豆腐膳をいただいて、行きの武蔵五日市駅に戻る。そこから福生までは未踏の道だ。
秋川沿いにあるサマーランドに出ると、狂騒を横目に秋川沿いを下る。
途中グラベルロードもあり、ちょっとワクワクしてしまう道が続く。
福生からはいつもの多摩サイ。ただいま。
秋川渓谷から結構楽々帰ってこれるんだなぁ。
で、瀬音の湯のコテージはというと、バルコニーからの渓流は木々にはばまれあまり見えなかったが、部屋は広々としてとても居心地が良かった。いつも予約で埋まってるのが納得できる。用意された作務衣でお風呂に行き、デッキのチェアでゴロゴロするだけプライスレスだ。
- 瀬音の湯の北側の道は斜度がきついところがある
- 見辛いけど人でにぎわう渓流釣りの小屋がある
- 蛍が見られる渓流
- トトロ出そう
- 木の小屋
- 嬉しいお通し
- たっぷりのきのこそば
- 養沢川を横目に
- 三ツ合鍾乳洞はお休み
- 大岳鍾乳洞への道を素通りしたところ
- この先に何が・・・
- 左が払沢の滝、右がそれまでにある小さな滝
- グラベルっぽい
- 福生に近づいたところで現れるタチアオイの道
written by C.K