しまなみ海道2017 2日目弓削島〜生名島〜佐島
4/30 27°C11°C
2日目は弓削島「FESPA」に滞在しながら弓削島・佐島・生名島の3島をそれぞれ一周することに。この3島をつなぐ道は「ゆめしま海道」と呼ばれるそう。
ルートは部屋の館内ガイドの最後に島のサイクリングガイドのコピーが載せてあったので、それも参考にして組み立てた。
10:30 弓削島から散策開始
北東側がダウンヒルに最適と書いてあるので、そのマップの矢印通りに東まわりにまわってみる。
ホテルから弓削港にまずは出る。
港では何か催しがやっているようだが、ひとまずそれは通り過ぎて北を目指す。
昨日船で乗りついた上弓削港に出ててさらに北へ。
このまま海辺の道を一周する感じかなと思ったところで道が切れる。
横の家からおっちゃんが出てきて「一周するならそこの道だよ。」と教えてくれた。
よく自転車乗りが間違えるのだろう。小さい表示が出てたかも。
おっちゃんの家の手前の道を曲がって、島内部に向かう。
民家を抜けると細いみかん農道の坂が目の前に現れた。
わぁ...。
細い坂は逃げ場がないから勢いで一気に登りたいところだけど、これまた軽トラックやらの交通量が多いのでそうもいかない。
島の北部の大事なインフラなのだ。
竹林の山道を抜けると海岸沿いに出て道が開けた。そこからまた結構な上り坂だ。
そうね、ダウンヒルするためには登らないとね。
山道含めて1.5kmほどの上りだった。
トップであろう地点に着くと、「かみしまサイクルフォトログラリー」と書いたポールがあった。
貼ってあるバーコードリーダーを読み取ると、控えめな文調で「この眺めは弓削島随一」ということが書かれていてほっこり。
そこからはダウンヒル。
1km超、終盤のアップダウンがスピード感があって爽快。くれぐれもスピードは出しすぎぬよう。
12:20 弓削港「大黒丸」で海鮮丼
外周を回って再び島中心の弓削港へ。
出かけるのが遅かったのですっかりお昼だった。
港の催しを抜けて「大黒丸」で海鮮丼。
ラッシュが過ぎたのか、カウンターでおばちゃんが暇そうにテレビを見ていた。
海鮮丼には筍や鯵を使った地元ではおなじみなんであろうお総菜がついていて、間違いない味だった。
海鮮丼もふっくらと脂がのった鯵が大満足だった。
港の催しは定期的に開催されている手作り市だった。
趣向を凝らした食べ物や手作りの品が並んでいて、なんというか洒落乙な空間になっていた。
ちょうどいいので食後に、生口島のイタリアンのお店から出ていたレモンスカッシュを飲みながら海辺でまったり。
さて、時間があれば佐島から岩城島にも渡ろうと話していたので、佐島を抜かして次は生名島に行くことにした。
13:30 生名島の海と考察
生名島は一昨年のムカデ刺され事件の思い出の島だ。思う存分散策してやるぞ。
外周は約10km。島の南から西まわりにまわってみる。
等高線を超えることがほぼないルートなので、気軽なサイクリングには丁度いい。
しまなみ海道のブルーのラインも迷いそうなところにちゃんと引いてあるので、迷って止まることもなかった。
道路は地元の車しか走ってないようで、自転車乗りにも会わなかった。
北西の浜辺でとうとう見てるだけだった海に足をつけてみたのだが、めっちゃ冷たい。数歩進んで脳天にキーンときちゃうくらいだ。
覚えておこう、5月の海は瀬戸内でも冷たい。
弓削島と違って洒落っ気のある雰囲気がないのが意外でもある。住んでいる年齢層もあるのかもしれないし、気性の違いなのかもしれない。寄り添うような島々だけど、発展の違いが何か歴史にあるのかもしれない。とじわじわ興味がわいてくる。
15:00 佐島のUターン現象
日が少し傾いてきたので、そろそろ佐島へ移動。
佐島は小さい。北のほうは平野部が多いが南に行くと山。
さーいきましょうかーと西まわりに南下する。
5kmも行かないうちに道が山へと続いているように見える。
ホテルのガイドに西に眺望が素晴らしい浜辺があるとあったのを思い出して、さらに進む。
そこからは坂、そして下りの繰り返しだ。
みかん畑の農道で軽トラックが通り過ぎていった。
平均5.5%ほどの坂だがところどころとても急なところがある。
さすがにもたないと休憩していると、ママチャリの夫婦(?)がすれ違ってあいさつをした。ご近所の人が買い物かしら?と思いつつ先に進む。
上りは越えたようで道は開けて空が見えた。
あとは下ればいいのね!と揚々と坂を下っていたらこれだ。
Uターン。
しまなみ海道でUターンしたブルーラインを見たことがなかったもので、しばしフリーズしてしまった。
と、いうことは今苦しんできた道をまた上ったり下ったりしなきゃなんないのだ。
信じたくない!
そこにあった看板には「リターンブルーラインの楽しみ方」なるものが書いてあった。
新しい自分になって頑張って戻るしかないんかーい!
とツッコミつつ、絶景をバックに愛車の撮影会。
苦労して道を戻ってみると標識に「行き止まり」ってちゃんと書いてある。すいませんでした。
気づかずに行っても知ってて行っても、面白い道だったと思う。
しかし、あのママチャリ豪脚夫婦は…。
引き返したあとは、意地でも島を一周すべく島の中腹を走る道を選んで戻ることにした。そこはみかん畑の農道で…知ってた、わかってた、けど信じたくなかった!
やっぱり続く坂道を休みながら地道に上るのだった。
17:00 ホテルでゆったり
ここでゆめしま散策は切り上げ。
ホテルに帰って、お風呂で汗を流して2日目の夕飯。
景色を見ながら食べれるようにスタッフの方が席を並ばせてくれた。
岩城レモンの生絞りハイ。これはおすすめ!
ん〜レモンポークの角煮もたまらなかった。
貧脚には応えたけどだんだん島を巡る心構えがわかってきた気がする。
明日は弓削島からフェリーで大移動して大島からスタート。
村上水軍にせまりますぞ!
- 1. 弓削港のさらに北を目指す。
- 2.細いみかん畑の坂。
- 3. 北の海沿いの坂。
- 4. 北東部の坂のトップ。
- 5. 「大黒丸」の海鮮丼
- 6. 港の洒落乙な手作り市。
- 7. エメラルドグリーンの海とレモンスカッシュ。
- 8. 生名島と佐島の橋。
- 9. 岩城島の岩城富士(とよばれるそう)。
- 10.ぽっかりとした岩の島が一層
- 11.海で遊んでみた浜辺。
- 12.波打ち際の透明感。
- 13.3島をつなぐ橋が両方見渡せる。
- 14.佐島の山道の坂。
- 15.山を抜けて道が開ける。
- 16.Uターンブルーライン。
- 17.Uターンブルーラインのたのしみかた。
- 18.愛車を撮るには絶好の舞台?
- 19.岩城レモンのレモンハイ。
- 20.レモンポークの柔らかくて味がしみこんだ角煮。
written by C.K