しまなみ海道2017 1日目尾道〜弓削島

4/29 24°C14°C

テーマは「もっと島旅!」

3年目のGWしまなみ海道の旅のテーマは「もっと島旅!」だ。
しまなみ海道を走るだけじゃなくてもっとアグレッシブな旅がしたい、その島のことを知りたいと、今回は尾道ー弓削島2泊(弓削島、佐島、生名島を散策)ー大島ー大三島1泊ー生口島ー向島ー尾道ゴールという旅程。

5:00 出発

東京から新幹線で福島、福島から尾道へ在来線で。

11:00 尾道着

駅横の自転車組立場で、自転車を組み立てる。他にも自転車乗りは多く、ベビーカー付きの2人乗り自転車などファミリーの姿も見られて新鮮だった。

11:25 向島へ

自転車を組み立てフェリーで向島へ。
船上で110円を係のおっちゃんに払う。何も例年と変わらない。
向島に着くと早速走り出した。 おや、今年は風が強い…?

12:10 カミナリに合って避難

まずは立花食堂での初のランチを目指して出発だ。
ところが、船に乗ってる時から気になっていた背後の黒い雲が走りはじめてからもついてきて、だんだんゴロゴロと言い始めた。
我々の進むスピードと同じスピードなのでこちらも休むに休めず、とうとう立花食堂に着く前に因島大橋を望む展望台の屋根の下に逃げ込んだ。

他の自転車乗りの皆さんも避難していて、みんなでカミナリ雲が過ぎるのを待った。
風が強いことがいい方向に働いて、30分も待たずに通り過ぎて行った。
雨もその時点でやんで一転、強い太陽が現れた。

13:00 立花食堂でランチ

いつもは尾道への帰りでランチも終わった頃に、休憩のために訪れる立花食堂。
今年はついに初ランチだ!
ランチタイムにはたくさんのお客さんがいて、立花食堂の順番を待ちながら隣りの雑貨屋を見たり、甘夏を試食したり、足湯をしたりと楽しんでいた。
我々も順番表に名前を書いて、食堂の上に満開の藤を撮ったりしながら過ごした。

30分ほど待って入店。
頼んだのは日替わり定食。新玉ねぎが主役のフライなど新鮮な野菜を上手に使ったおかずが並ぶ。他にもラーメンや海鮮丼が人気のようだ。

13:30 因島、念願のはっさく大福!

しかし風が強い。
因島大橋は自動車道の下に自転車と人が渡る道がある2段構造の橋だ。
強風と自動車の走る音におののきながら進む。
橋を渡ってジャンクションを下ると、はっさく大福のお店へ。
毎年営業している日に通れないのだが、今年は間違いなく開いてることを確認していたのだ。
お店に入ると自転車ラック。自転車乗り御用達のようだ。
はっさく大福を買って、店内で因島大橋のスーパービューを眺めながらほうばる。
うーんジューシー!ながらも、あえて残されたはっさくの薄皮の苦味が味を飽きさせない…満足!

14:00 一転、絶景探索へ

景色を見ながらほうばっていると、はっさく屋の主人が「下を降りて灯台のところまで行けばもっといい景色が見れるよ。こないだ長澤まさみと◯◯◯(忘れた)が撮影しにきた。」という話をしてくれた。
今日は泊まりの弓削島まで行けばゴールなので、おっちゃんの言う通り行ってみることにした。
はっさく大福屋を出て、海辺まで下り…海辺を灯台の方向へ走る…
お…行き止まり?

と思ったら、登山道のようなものの入り口に「大浜埼灯台記念館→」と書いてある看板を見つけた。
自転車をつないで、ここからは山登りだ!
枯葉の積もる山道をクリートのついた靴で登るのは困難でツルツルすべった。(長澤まさみがこんなとこ歩いたのか…)

しばらく山道を行くと、小さな芝生の広場が目の前に開けた。
確かに因島大橋の眺めがダイナミックに見えた。

その先の階段を進むと灯台記念館というレトロな木造建物が、さらにその先にはぽっちゃりとした可愛い真っ白な灯台…!
こういうのは探索ゲー「MYST」を彷彿としてワクワクする。1つ見つけると芋ずる式に謎が解けていく興奮!
さて、灯台のさらにその先には…
それは皆さまの発見のために取っておきましょう。

素敵な発見をして引き返していると、散歩に来ていたらしい近所のおじいさんとすれ違った。
あいさつをして、「とても良かったです!」と感想を言うといろいろおしゃべりをしてくれた。「ネットで調べるとすぐ出てくるかもしれないけど白滝山も自転車に乗る人は喜んでるよ。」と新たな情報。
むむ、それはヒルクライマーが喜んでいるのでは…でも、次回は予定に入れてみますね。

濃厚な探検の後、一路弓削島へ。
今日と明日泊まるインランド・シー・リゾート「FESPA(フェスパ)」へ。元が国民宿舎だったのを改築してリゾートホテルのように生まれ変わったという。
ゆっくり島時間を過ごしたくてここに決めた。
そうだ、我々の休息はもうすぐだ!

17:30 弓削島、FESPAに到着

生口島へ渡る生口大橋を通り過ぎ、一昨年お世話になったホテルと病院を過ぎて家老渡港へ。
自転車の乗船賃がタダになるフリー券に必要事項を書きながらフェリーを待つ。
フェリーは車も何台か乗れる少し大きいもので、船長室のある2階に登ることができて楽しい。

一昨年前に弓削島は少し走っているので、あとはホテルを目指して走りきった。

ホテルでは部屋に自転車を入れるために、スタッフの方がホイールを拭くタオルを差し出してくれた。そして自転車止めも用意されていた。 ありがたい…

部屋はすべてがオーシャンビューだそう。
お風呂も海が見える露天ジャグジーや内湯に温泉がある。
どこも清潔感があって開放感のあるリゾート空間。国民宿舎から見事な変身だ。
イタリアンが得意なのかなと思っていた食事も、地元ならではの旬の野菜や魚や肉を使った和会席に大満足した。

館内に洗濯乾燥機もあるので装備を洗濯して、
弓削島・佐島島・生名島散策に胸を高まらせつつ早々に眠った。

written by C.K