ツール・ド・三陸2017 健脚マウンテンコース
10/1 25°C12°C
今年は去年会場までの交通事情がわかったので輪行を避け、会場で自転車を受け取れるシクロエキスプレスを使うことにした。
前日は会場まで直接向かって前日受付をして自転車を受け取った。確認をしながら取り組み立ててまた預けて泊まりの予約のある気仙沼に戻る。会場で500円で預かってもらえる。
当日
健脚マウンテンコースの我々は7:20のスタートに合わせて6:16のBRTに乗って会場へ。
会場へはスタートの30分前に到着。
自転車を受け取って空気を入れたりバタバタと準備をする。今年は開会式にも参加できた。
今年参加した健脚マウンテンコースは健脚ABコースをベースとして最初に箱根山を登るもっと登りたい人のためのコースだ。
昨年と違うほうが面白いよねと選んだが内心ハラハラである。
健脚マウンテンコース スタート!
暖かいお見送りの中スタートをして復興工事の風景を右手にしばらく走り、左手に曲がると金色の稲穂が揺れる田んぼの道がマウンテンコースの難所、4級山岳(Strava調べ)の箱根山に続く。
箱根山を登る
最初は数人のグループで出発したものの早々と遅れを取る。
山に入ってからは後続のグループからも遅れ、通り過ぎていく人から「大丈夫ですか?」と声をかけられる。
なにかと練習を続けていたしまあ行けるかなと思っていたところが、悲しいくらいゼイゼイ言っている。
なんとか登り切ると頂上の駐車場へ。景色はあまりよくないのでトイレをすませて休憩すると早々に下る。
前日の雨で少し水が流れ出したカーブで、前を走っていた男性が大きくコースアウトした。
ひえ〜や〜め〜て〜
下りは好きだけどさすがにこれは怖い。
第1エイド 碁石海岸 「めぐ海」のおやき
箱根山を降りると碁石海岸のエイドステーションへ。
ここから健脚コースと同じになる。
エイドステーションはたくさんの自転車乗りで賑わっていて自転車を置く場所に困るほどだ。
ここのエイドは「めぐ海」のおやき!
昨年は広田湾のエイドステーションだったのだが今年はボリュームを振り分けているのかな。
これがまた最高なんだよね。かぼちゃあんに白あんにあんこ、それぞれがトロリとして皮がモチモチ…うーん止まらない。勧められるままに頬張ってしまった。
満足すると去年は行けなかった碁石海岸の展望台に行ってみる。
松の林を抜けると目の前にダイナミックなパノラマの水平線が広がった。
洗濯板のような岩に海が砕けてクリーミーな泡が生まれる様を見ていて飽きることがない。
今年は見れてよかったな。
だいぶゆっくりした碁石海岸を出ると去年も苦しんだインターバルな海岸沿いコースだ。去年はまだまだ建設中だった巨大な防波堤がそこここで出来上がってきている。
家の前や道の端、いろんなところでおばあちゃんや子どもたちが「がんばって」と手を振ってくれる。精一杯私も手を振り挨拶をする。
草刈りや網を手入れするおじさんたちに「お疲れ様です」と言ってみる。言われてもねって思いつつかもしれないけど応えてくれる。お邪魔してます。
昨年もお茶を用意して沿道で応援してくれたおじいちゃんたちが今年もいた。
おじいちゃんは今年はパーティ用蝶ネクタイだった。おばあちゃんもお元気そうだった。「去年も来てお茶をご馳走になったんですよ」と言うと「何度も何度も来てね」と言ってくれた。
すごく嬉しい。
第2エイド 広田湾 牡蠣づくし
そして広田湾のエイドステーションに到着。
ここでは今年も広田湾漁港の美味な蒸し牡蠣と牡蠣の炊き込みおにぎりがいただけた。これを両手に海が見えるところに座ってじっくり味わうのがたまらないのだ。
埠頭ではみんな穏やかに釣りをして過ごしていて、留めているカーラジオからは月にまつわる曲特集でムーンリバーが流れていた。
ゴール! レジェンドとの再会
広田湾を後にするといよいよゴールへのラストスパートだ。
去年メカトラにあった坂道に差し掛かる。
今年は何事もない。ヨネックスさん(→去年のツール・ド・三陸参照)の言ってたケーキ屋「東海堂」が営業していたので記念によって、ケーキが売り切れということで季節のどらやきやあんこどっさりの大福を買い込んでゴールへの道のりに臨む。
残りの道は去年はヨネックスさんのスパルタ特訓で駆け抜けた道を今年は余裕を持って走った。
沿道のみなさんが「もうすこしよ、がんばって」と声をかけてくれる。
そしてゴール。
去年と同じブルーハワイのかき氷を買って(今年はなぜかホイップが乗っていた)完走証をもらってくつろぐ。
屋台であれやこれや食べ尽くし、閉会イベントも終わるころヨネックスさんを発見。そばにヨネックスがあるから間違いない。
近寄って「昨年メカトラでお世話になったものです」と挨拶をすると「ああ今年も来たんだ!」と喜んでくれた。
去年のことを話すと、私が諦めなければ打つ手を提案しようと思っていたそうだ。
レジェンドに試されていたのね!
それからヨネックスさんのエタップドツールを走った話から、話しているとスケールが大きい話が当然かのように次々と出てくる。
さすが我らがレジェンド半端ないな…最後に強く握手をして別れた。
あ、名前聞くのまた忘れた。
- スタートライン
- 復興の道をいく(アクションカメラ調整不足)
- 箱根山までの道
- 箱根山に入る
- 後続グループに抜かれていく
- 上からあんこ、白あん、かぼちゃあん
- 洗濯板のような岩にくだけて生まれるクリームのような泡
- 建設中の防波堤
- 防波堤のある入江
- おじいちゃんたちの私設エイドステーション
- 広田湾の大盛況エイドステーション
- むし牡蠣と牡蠣の炊き込みごはん
- 穏やかな埠頭
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written by C.K