野辺山シクロクロスに行こう2018
11/17 10°C4°C
乗り鉄、撮り鉄、収集鉄…。同じく、自転車にも乗るのが好きな人、レースを撮るのが好きな人、自転車やパーツ、選手のサインなどを集めるのが好きな人がいる。
語呂よくいうなら乗りベロ、撮りベロ、収集ベロとかどうだろう。(鬼頭莫宏先生の「のりりん」っぽく「とリリん」もありだと後日気づく)
そんな我々も撮りベロである。
撮りベロにとってシクロクロスなんてたまらないものはない。多様で過酷な地形を走る選手たちは絵になり、そしてフレームに収めやすい。2年前の雪のお台場シクロクロスで夢中になって以来、シクロクロスはしないくせに会場に足を運ぶ。
今年は、あの野辺山シクロクロスを撮りに行こう。Raphaが開催する泥んこなのにおしゃれなあの大会である。
1日目
八王子からスーパーあずさで小淵沢まで。小淵沢から2両のワンマン列車小海線に乗って野辺山まで登っていく。高度が上がっていくと、山々の向こうに富士山が現れた。
野辺山駅に着くと、会場まで1.5kmほど歩く。自転車があるといいなぁ。
目前の八ヶ岳の山々が素晴らしい。一瞬、何しに来たか忘れた。
さて会場着!
シングルスピードがちょうど始まる頃だった。シングルスピードとはギアを変えない自転車で走ることだそう。コスプレの参加者たちがお祭りムードを盛り上げる。
シングルスピードが終わって会場を見てまわる。ステージの右を登っていくとBBQ小屋が屋台グルメスポットになっていた。
名物だそうな焼きチャーシューと、その場の釜で焼いてくれるピザでお昼ご飯!焼きチャーシューはトロトロで本当に美味なので是非ご賞味いただきたい。
お店を子供たちが手伝っていたりとアットホームな雰囲気になごむ。
午後は女子エリート、男子エリートと続く。
男子エリートはスタート直後のコーナーを曲がった直線コースの迫力が凄まじい。馬の群が走るような地鳴りと砂塵!そしてトップ争いのシケイン越えのスピードと言ったらもう・・・
シクロクロス好きと言ってもファンデルポールとファンアールト、日本で華麗なホップを見せてくれたザックマクドナルド、ドキュメンタリーで感動した竹内悠選手くらいしか知らない。ただただかっこいいプレイを追いかけて、フレームに収めながら応援を続けるだけで楽しい。最近は英会話ライドのジョン先生がC1の選手だったり、新しく知って行くのも楽しい。
そして我々もとうとうカウベルを買ってしまった!このカウベル、撮りベロにはとても便利なことがわかった。手首に紐を巻きつけておけば、撮りながら瞬時にお囃子隊になることも可能なのだ!ロードレースでもカウベル持つ気持ちがわかってしまった。
そんなこんなで一日目は終了。
泊まりは野辺山駅と清里駅の中間にある「八ヶ岳グレイスホテル」へ2kmほど歩く。あー自転車があればなぁ。でもこのホテル大浴場あるしご飯も美味しいし天体観測に連れて行ってくれるしロビーでしゃっくりが止まらない私にお湯持って来てくれるしとても良かった。
2日目
二日目の朝は霧。CM2、CM3、CL2のスタートの頃に会場に着く。Mは40歳以上のマスターズ、Lはレディースだ。
コースの北側で放牧されている牛さんたちとレースを眺める。のどかだなぁ。
午後からは、女子エリートと男子エリートの二日目のレース。
男子エリートのスタートで、今度は第一コーナーに立ってみた。大通りを曲がるところで道が細くなる。集団の後方では鉄策の間で自転車が詰まってギィギィ音がする!
集団が通り過ぎるとプロのカメラマンたちが走って移動していく。我々もダッシュで追いかける。次はシケインだー!もはや撮りたいんじゃなくて、ただ興奮して駆け出したいだけなのかもしれない。
男子エリートのレース的な話をすると、アンソニーのスプリントでは勝てないからどこかで飛び出さないと行けないというのが分析されてしまっていた感があったなと思う。それでもやはりめっちゃくちゃ速いのでついて行って機会を伺えた後ろの2人の選手たちはすごい。
野辺山シクロクロスのおすすめポイントは、コースを見渡せるのでレースの経過が把握しやすい。謎の一体感がある。雄大な八ヶ岳を見ながら今年を振り返るのにもってこい。牛がいる。
天気が良かったのでそこまで寒くはなかったが、風が吹き始めたり日が陰ったりすると途端に寒くなるので防寒対策は大事。
来年は輪行で来れたらいいなぁ。そしてドロドロだといいなぁ・・・
- 小淵沢駅からのワンマン列車小海線
- 小海線からの富士山
- かわいい野辺山駅
- 感動的な八ヶ岳
- 和やかなシングルスピード
- BBQ小屋には屋台グルメが集まってる
- 焼きチャーシューが焼かれている。ウィンナーも食べたかった。
- ポータブルな窯でピザを焼いてくれる
- 間違いなくうまい焼きチャーシュー
- 女子エリートの先頭争い
- シケインを超える男子エリートにビビる
- こういうの撮るの野辺山っぽいと思う
- 寒がるアンソニーをさするハケネ選手とインタビューで話す前田選手
- 日が暮れる頃ホテルに着く
- 2日目のCM2、CM3、CL2のスタート
- 牛さんもいい天気で気持ち良さそう
- 第一カーブの先頭。この後ぎゅうぎゅうに詰まってすごいことになる
- 走って移動するプロカメラマンたちに続く
- こういうのF1っぽいと思う
written by C.K